安全な食器の選び方│「酢の物」には注意が必要です

健康生活

食器は安全かどうか

食器の安全性

「食器からなにか溶けたりしないだろうか」
「この食器は安全だろうか」
そのような疑問を感じたことはありませんか?
この記事を読むことで、疑問は解消され、どのような食器を買えば良いか分かるようになります。
この記事で想定している食器は、陶磁器製の食器になります。

安全と言える

最初に結論を申し上げますと、現在流通している食器は、安全と言えます。
食器価格の高い安いにかかわらず、法律で定められた、厳格な基準が適用されます。

食品衛生法の内容

食器に関する製造基準は、食品衛生法で定められています。
大まかな内容は、「人の健康を損なうおそれがある食器を、販売、製造、輸入してはならない」となっています。

(参考)
e-GOV法令検索 食品衛生法
(食品衛生法第12条、第16条)

具体的な数値基準

具体的な基準は、食品衛生法を補足する形で、「通知・通達」に定められています。
「通知・通達」の内容は、規制対象となる物質名、規制される数値が示されています。
大まかな内容は、「鉛の含有量規格を、メッキ用スズについては、5%から0.1%に、容器包装の製造又は修理用の金属は10%から0.1%に、ハンダは20%から0.2%に引き下げ」となっています。

(参考)
食品、添加物等の規格基準の 一部改正について

違法食器を製造、輸入したらどうなるか

販売者、製造者、輸入者を対象に、刑事罰、廃棄命令、公表の措置等が課されます。

(参考)
e-GOV法令検索 食品衛生法
(食品衛生法第81条、第69条、第59条)

検査方法

食器は、安全検査が行われています。
検査内容は、酢に24時間浸すといった溶出検査です。
通常では発生しないような、厳しい条件設定で検査が行われます。
流通している食器は、厳しい検査に合格した食器です。
(4検体もしくは「適切な検体数」を検査)

(参考)
愛知県衛生研究所 食品用器具、容器の規格基準における鉛とカドミウムの溶出限度値の引き下げについて

いま持っている食器で注意すること

古いお皿に注意

古いお皿は、鉛とカドミウムが多く含まれている可能性があります。
現在の基準が適用開始となったのは、2009年8月1日です。
2009年7月31日までに製造、輸入された食器は、注意が必要です。

酢で溶ける可能性がある

鉛やカドミウムは、酢に溶けやすい性質があります。
酢の他には、果汁などの酸っぱいものに溶けやすいと言えます。
古いお皿や、装飾されたお皿で、酢を使用する場合、注意する必要があります。

しかし、過度に心配する必要はありません。
流通している食器は、検査に合格した食器です。
前述したように、厳しい溶出検査が行われています。

安価な食器は注意が必要

安価な食器には注意が必要です。
製造者、輸入者はたくさん存在します。
全ての業者がルールを遵守しているか分かりません。
特に、絵付け等されたカラフルな食器に注意しましょう。

安全なお皿の見分け方

ほとんどが安全なお皿

流通しているお皿は安全です。
安全ですが、知識を深めることで、より安心できたり、満足のできる食器選びができます。
この項では、安全なお皿を見分けるポイントを紹介したいと思います。

生産国がどこか

一般的に、国産のほうが安全と考えられます。

もしも違反が発覚すると、業界内でウワサが広まります。
そういった「牽制力」や「しがらみ」の原理は、国内業者のほうが働きやすいと考えられます。

製造者名が刻印されているか

食器の裏側に、製造者名が刻印されているか確認しましょう。

製造者名を刻印していることは、食器に対して責任感やプライドを持っていると考えられます。
また、製造者の名前や社名が分かれば、名前を検索して、より詳しい情報を調べることができます。

カラフルかどうか

あまりにもカラフルなお皿には気をつけましょう。

カラフルな色は、金属が反応した色です。
お皿に重金属が含まれている可能性があります。

食品と触れる部分に絵が描かれているかどうか

食器の内側の、食品と触れる部分に絵が描かれているかどうか確認しましょう。

鉛とカドミウムの溶出が問題となるのは、上絵付けされている場合です。
上絵付けは、800度程度の比較的低い焼成温度で行われることが多いです。
焼成温度が低い場合、溶出の可能性があります。

上絵付けと下絵付けについて

2種類の絵付け
・上絵付け
・下絵付け

2種類の違い
上絵付け・・・コーティング(うわ薬)より上に位置。焼成が不十分な場合、溶出可能性があります。
下絵付け・・・コーティング(うわ薬)より下に位置。溶出はないとされています。

見分け方
指で触れて、でこぼこ感があれば、上絵付けと考えられます。
上絵付けであっても、素材により、でこぼこ感が分かりにくい場合があります。

磁器を買う

磁器がより安心です。

焼成温度が高いと、素地と結着して、外へ溶出しにくくなります。
焼成温度は、陶器は、900度~1300度、磁器が1200度~1400度です。
焼成温度は、磁器のほうが高くなっています。
磁器は、白っぽい色が特徴です。

丸い形かどうか

丸い形のお皿は、成型機で量産が可能です。
そのため、国産でも比較的安価です。
逆に、複雑な形で国産の場合は、価格が高くなります。

無鉛でも注意をする

無鉛と記載されていても、安心できるわけではありません。

無鉛顔料には、ヒ素やクロムと言った化学物質が使われている場合があります。
ヒ素やクロムは、食品衛生法で規定されていないため、特に表示されていません。

有鉛であっても、1300度程度で焼成されれば、素地に結合、定着され、特に鉛が出てくることはありません。

安全な食器

森修焼

森修焼は、鉛、カドミウムを使用していません。
ホームページの記載は、「森修焼は全商品、鉛・カドミウムを使用しない安心・安全な製品です。」と明記されています。

びんちょうたんコム 読む学ぶ
(森修焼社長インタビュー)

森修焼公式ページ

森修焼アマゾンページ

HARIO(ハリオ)

ハリオは、安心・安全を掲げています。
ホームページの記載は、以下のような内容があります。
・100%天然の鉱物を精製
・泡切り剤は100%天然塩を使用
・重金属の使用一切なし
・無鉛インク使用

直接食べるわけじゃないのに、天然塩を使ってるって、すごいこだわりです。
普通は、安価な精製塩だと思います。
仕上がりが変わってくるんでしょうか。
そのあたりはおそらく企業秘密ですね。

ハリオの製品は、買いやすい価格です。
商品によりますが、1000円以下で購入できます。

HARIOアマゾンページ

 

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