オーガニックコットンの表示が消えている
無印良品の公式販売サイトで、オーガニックコットンの表示がなくなっています。
表示がなくなっているのは、一部の商品です。
以前の商品説明
以前と現在で、異なっている点は以下の内容です。
以前:「綿はオーガニックコットンです。」
現在:「綿100%_のシャツ地のトランクスです。」
サイズにより説明が異なる
同じ商品でも、サイズにより説明が異なります。
例えば、「オックス前開きトランクス」では以下の説明です。
XLサイズ
商品タイトル・・・「オックス前開きトランクス」
商品説明・・・「綿はオーガニックコットンです。」
XSサイズ
商品タイトル・・・「インド綿 オックス前開きトランクス」
商品説明・・・「綿100%_のシャツ地のトランクスです。」
以前は存在しなかった、「インド綿」が商品タイトルに加わっています。
タイトル変化から推測できる内容は、コットンの輸入先が、中国→インドに切り替わっていることです。
背景を推測
他に推測できることは、オーガニックコットンの調達がしにくい状況になっていることです。
ウイグル自治区の人権問題で、世界的に、新疆ウイグル綿の不買機運が高まっています。
不買機運を受けて、ユニクロや無印では、コットンの調達に問題が生じているようです。
(参考:Business Insider Japan 決断迫られるファストリ、無印。ほぼ全ての日本人が新疆綿使う現実どう考える?)
インド輸入に切り替えをしている最中だと推測できます。
そして、インドでのオーガニックコットンの生産体制、管理体制を構築していると考えられます。
公式アナウンスと矛盾
公式アナウンスでは、以下の内容があります。
「衣料品のすべての商品※は2018年から、生活雑貨のファブリックは2019年秋冬商品からオーガニックコットンを100%使用しています。※一部店舗限定販売のMUJI Laboは除く」
(引用:株式会社良品計画 サステナビリティ)
混乱を防ぐために、新しいアナウンスをしてほしいところです。
同じ商品で、サイズにより説明が異なると、混乱の原因となりえます。
無印は慎重姿勢が必要
無印の立場に立つと、オーガニックコットンに関する問題を、慎重に取り扱う必要があると言えそうです。
スウェーデン衣料品企業のH&Mは、新疆ウイグル綿の調達ストップを発表したところ、中国で不買運動が起こりました。
(参考:Business Insider Japan 決断迫られるファストリ、無印。ほぼ全ての日本人が新疆綿使う現実どう考える?)
大々的に発表して注目されると、大きな問題に発展する可能性があります。
ひっそりと切り替えを進めざるをえないのかもしれません。
無印以外のオーガニックコットン
オーガニックコットンを取り扱う企業は、無印以外に以下のような企業があります。
・GU
・グンゼ
・イオン
・プリスティン
今のところ、オーガニックコットンが消えたのは、一部の商品です。
今後はどうなるか分かりません。
無印や、他の企業の動向にも注視していきたいと思います。
無印は、安価で安心できる商品を提供してくれています。
今後も、筆者が無印を応援していく考えに変わりはありません。
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