麦ごはんで血糖値上昇がゆるやかになる
麦ごはんとは、大麦だけもしくは、大麦とお米を混ぜて炊いたご飯のことです。
白ごはんと比べて、麦ごはんは血糖値の上昇がゆるやかです。
白ごはんだけだと、血糖値が急上昇しやすいと言えます。
食物繊維が含まれる
食物繊維は、血糖値の変動をゆるやかにします。
麦ごはんには、たくさんの食物繊維が含まれています。
一方、白米の食物繊維は少なく、血糖値が急変動しやすいと言えます。
(大麦:100gあたり9.6gの食物繊維 日本食品標準成分表2020)
(精白米:100gあたり0.5gの食物繊維 日本食品標準成分表2020)
血糖値が急上昇するとどうなるか
食後に血糖値が急上昇、急降下することを、血糖値スパイクと言います。
血糖値スパイクが起こることで、動脈硬化が起こりやすくなります。
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まると言われています。
粘り気作用が効く
食物繊維は、水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維に分けられます。
大麦に含まれる食物繊維は、水溶性6割、不溶性4割と、バランス良く含まれています。
水溶性食物繊維の性質は、「ねばねば」した粘り気が特徴です。
「ねばねば」が、糖質のゆっくりと吸収することで、血糖値の変動がゆるやかになります。
大麦に含まれる水溶性食物繊維は、βグルカンとも呼ばれます。
麦ごはんの炊き方
麦ごはんの炊き方は簡単です。
1.いつものようにお米をセットする
2.大麦を入れる
3.水を入れる
4.まぜる
慣れるまでは、お米3:大麦1でやってみましょう。
慣れてきたら、好みで分量調整してください。
大麦の分量が多いほど、効果は高くなります。
大麦の水量は、大麦のグラム数×2倍の水量になります。
例えば、50グラムの大麦を入れた場合、100CCの水を入れます。
セカンドミール効果
大麦には、セカンドミール効果というものがあります。
セカンドミール効果とは、1食目に食べたものが、2食目の血糖値にも影響を及ぼすことです。
例えば、朝食で麦ごはんを食べると、昼食の血糖値上昇もゆるやかになると言った内容です。
コメント